図面・技術
●LPSKS1-3PFの組立図のPDFファイル
ほかにも組立の説明写真等も付属しています
1.部品反転図
2.全体組立図
3.バウ(船首)組立図
4.コックピット組立図-1
5.コックピット組立図-2
6.スターン(船尾)組立図
7.デッキ組立図
●カヤックの安定性とスピードについて 2016.3.7
シーカヤックを選ぶ場合には下記のようなことを理解しておいたほうがいいと思います。
たぶん「目からうろこ」の方もいらっしゃると思います。カヤック選定のさいの参考になればと思います。
カヤックの安定性は長さで決まる ⇒ 安定性の説明図
カヤックのスピードは長さやアウトリガーで決まる。 ⇒ スピードの説明図
※管理人がロング艇をお勧めするのは上記の図のような理由からです。
そのために分割式にして車での運搬や収納で場所を取らないように考慮しています。
高いのを売りつけようとしていると思う方もおられるようですが水面で使う場合の
安全性にもかかわる問題だからなんです。
3mのカヌーでは外洋を漕ぐのは無理なことが理解できると思います。
●カヌーの設計手法について 2016.3.21
最近、WEB上でカヌーの設計について色々なご意見が
あるようです。
フリーのCADソフトもたくさんありいい時代になったと
実感します。
私の設計方法はまず上から見た平面図、横から見た側面図を
2次元で書きます。
その図面をもとに3次元空間上で輪切りの断面図を書きます。
等間隔の輪切りの断面図ができたら隣り合わせの断面の間に
ソリッドを形成します。これを船首から船尾まで繰り返せば
カヌーのソリッドボリュームが完成します。
この段階で船体はポリゴン(三角形の集合体)で表示されます。
後はそのポリゴンを2次元上で展開すれば船体の板の形状が
簡単にできます。
あるWEBではエクセルで各ポイントを計算で割りだして
ワイヤーフレームも展開図も書かせているようです。
それでもいいのですが船体のラインの修正をするたびに
計算をやりなおさなければならず非常に面倒です。
私が簡単に分割艇のシングルコックピットと
タンデムコックピットの差し替えを行っているのは
ソリッドモデルですばやく微調整しすぐに展開できるからです。
板厚も考慮して図面を起こしますので船体板同士の凹凸の
欠きこみもぴったり合います。
ワイヤーフレームは意外と微調整が面倒ですがソリッドだと
肉付けをしたり削ったりで面の微調整が簡単にできるから
便利です。
誤差が0というのはソリッドを操って展開しているからなんです。
カヌーの設計手法
●塗料について 2016.3.21
塗料について
●綿テープ処理とタコ糸の処理にについて 2016.7.13
分割艇の末端の隔壁まわりの綿テープの貼り方は上図のように行ってください。
隔壁末端から10mm内側に綿テープを平らに1周貼りこみます。
次にその綿テープにそわせて隔壁を押さえ込むようにL型に綿テープを貼ります。
船体板に隔壁の突起がかみこんでいるので負荷がかかっても外れることはありません。
木樽のタガと同じ理屈で強度が保てるようになっています。
最近シーカヤックマラソンにタンデム艇で参加されたのですがコックピット
前部の部分で折れて沈没したとの報告をいただきました。。
写真ををみてわかるのですが隔壁材の貼り合わせ不良と上記のL型の綿テープを
貼り付けていなかったことで隔壁の突起が抜けてしまったのが原因です。
組立図に写真入で説明してあったのですがよくみていなかったようです。
レーザーパズルカヌーは設計段階からさまざまな検討をして工夫をしてありますので
自己流のやり方で作業をしないようにしてください。
PS:破損部分の材料をお送りして、細かい復旧作業の方法を指示しましたので
今度は大丈夫でしょう。
船首・船尾のタコ糸は上図のように通して組んでみてください。
タコ糸が擦り切れにくく両側の船体の板がずれないでぴったり合わせやすいです。
カヌーTOP へ戻る